今回は「ロースハム」のお話です。
前回のブログの続きとなりますので『ボンレスハムってモモハムじゃないの?』をご一読後にご覧ください。
前回のブログで「ハム=モモ肉」ということが判明しました。
ということはロースハムは「ロースモモ」ということになります。ましてや、ロース肉は骨抜きのボンレスだし、もう何がなんだかわかりません。
早速、調べてみました。
まず、海外では「ロースハム」というものは少なく、そもそも「ロースハム」という呼び名自体がないそうなんです。
日本では「ハム=ロースハム」という方も多いと思いますが・・・。
まずは、ロースハムの歴史を少しご紹介。
ロースハムは第一次世界大戦時に捕虜として日本に来たドイツ人のローマイヤーさんという方が、当時あまり人気の無かったロース肉をハム作りの製法を使って作ったものが始まりだと言われています。
そのことからわかるように実は、ロースハムは日本で生まれた製品なのです。
海外での認知度が低いのはこのためです。
これは私の想像ですが
それ以降「ロース肉を使って、ハムを作る製造方法で作った物なのでロースハム」という考えが広がり
「ハム=モモ肉」という定義では無く「ハム=製造方法」という考えに変わってしまったのかもしれません。
そもそも、当時はハムというものが広く知られていませんでしたからね。
いろいろ調べた結果、ハムの定義からすると「ロースハム」はハムではないと書いてあるものもあります。
そうなると「ロースハム」は「ボンレスハムを作る製法で加工したロース肉」というのが正式名称に近いのかもしれませんね。
今後もヤマグチファームでは「ロースハム」は「ロースハム」として販売していきますのでご安心ください。
ハム本来の定義に反しますが・・・(笑)
最後に、今回の話でこれだけは皆様に知っておいていただきたいことは
海外で「ロースハム」というと恥ずかしい思いをすることがあるということです。
皆さんご注意くださいね。
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