お肉はいつから食べられているの?というお客様からご質問をいただき、調べてみました。
人類はおよそ、1万年前の新石器時代・日本の縄文時代からお肉を食べていたと言われています。これは、人類が火と土器を使えるようになったことが大きいようです。
しかし、日本では、魚介類が容易に手に入ったため肉食の文化は定着しなかったようです。
また、その後、仏教伝来とともに「生き物を殺すと仏罰があたる」という仏教の教えが広がり、肉食を避ける風習を生み出しました。
時は流れて、1543年に鉄砲が伝来した頃南蛮文化が流入し牛や豚が食用として食べられるようになりましたが、豊臣秀吉や徳川家光によって何度も肉食が禁止となりました。
その後、明治時代になると文明開化により「牛鍋ブーム」が起こり「学問のすゝめ」で有名な福沢諭吉らが食肉をすすめたそうです。
そこから、豚肉料理は一気に開花し、明治後期には「トンカツ」「カレー」「コロッケ」が登場します。
また、この頃から、焼き豚・チャーシューがラーメンの具として使われるようになったそうです。
その後、大正・昭和初期に欧米からハム・ソーセージの加工技術が伝えられて、食肉加工食品が日本でも食べられるようになってきました。
そして、戦後復興と高度経済成長により肉の生産と消費が大幅に増えました。さらにハム・ソーセージなどの加工食品が一般家庭でも食べられるようになったのもこの頃からのようです。
ものすごくざっくりと説明しましたが、調べてみると世の中の情勢によって食肉の文化は変化してきたと言えるのかもしれませんね。
時間があるときにもっと細かく調べてみるのも楽しいかなと思います。
こちらの記事は
youtube「カフェアジトの観てはいけないラジオ」(毎週水曜日20:30〜生放送)
でお話させていただいた内容です。
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河合 (日曜日, 22 5月 2022 18:39)
いいですね!(なるほど)